備忘録

記録。テニプリがすき。狂気のフィルターを通して観ている。

新テニミュにおける仁王雅治の訣別について

先に2022/2/19の感想を書くべきなのですが、今日のソワレで仁王雅治の柳生比呂士への(テニス的)訣別を悟ったので先にこちらを書き散らかします。

すんません。(毛利寿三郎的謝罪)

 

 

イリュージョンは「相手のことを心理も含め徹底的に調べて、相手に完全になりきることで、その場にいる全員が幻影を見る」みたいな、割と全体への精神攻撃的な技だと思う。

こう言うと人聞きは悪いけど、集団ヒステリーに近いのかもしれない。

 

仁王のソロは「手塚よ俺に憑依しろ、手塚!」で終わった。

完全に手塚にイリュージョンできなかったからこそ、いや、「仁王のイリュージョンで手塚国光そのものはなれない」と悟ったからこそ、憑依という霊的なものに縋ってでも手塚国光になることを願ったのではないか。

(近くにいた不二が全国大会で手塚の勝利への執念に驚いていたくらいなので、きっと仁王が頑張っても完全に手塚国光を理解しイリュージョンすることは難しいだろうということも分かる。)

 

そして「1人ならここまで無茶せんぜよ絶対」というセリフ。

ずっとこのセリフが気になってた。

 

ここの「1人」というのは仁王のことだろう。では、「1人ではない」というのは誰のことを指しているのか。

状況的に跡部か手塚かどちらかだと思う。

 

そう、2つの選択肢が自分にはあった。

 

まず「手塚」ではないかと思った。跡部を指しているとすれば、立海で組んでいた負けなしのダブルスパートナーであった柳生の存在はなかったことになるからだ。

「仁王がここまでチームのために」と幸村(ブン太)が始めて見る仁王の姿に驚いてるからこそ、「1人なら無茶しない」と思った仁王の感情は、以前「1人ではなかった」柳生の存在を消している。

 

だが、「手塚国光」にイリュージョンして周囲に幻覚を見せるのであれば、「仁王雅治」と「手塚国光」ではなく、「仁王雅治」が「手塚国光」にならなければならない。

それがたとえ未完成であったとしても、仁王の目指す形が「手塚国光」へのイリュージョンである限りは、「手塚国光」を自分と別の存在とカウントするのは考えにくい。

すると、仁王が仁王以外の人間として手塚をカウントするのはおかしいのではないか。

 

そうなると必然的に「1人ではない」相手は「跡部景吾」になる。

 

そこで、仁王は柳生の存在を捨てたんだな、と悟った。

柳生の存在を過去のものとして、次のステージに行った。

今の仁王は柳生とダブルスを組んだことはすべて過去であり、柳生のことを思い出すような隙はない、と。

 

今まで薄々もう仁王は柳生とダブルスを組まないだろうな、仁王と柳生は違う道を進むんだろうな、という予感はあったが、それが決定的なものとして「仁王雅治」から宣告されたのがこの試合だった。

 

仁王の中に、仁王のテニスにもう柳生比呂士という選択肢はない。

より強者と組み、より強者を吸収して強くなっていく。

この試合では跡部景吾へイリュージョンそしてシンクロできるほど跡部景吾を理解し、跡部景吾を吸収してより高みへと登る。

 

これを2/19のソワレで悟ってしまいまして、大号泣でした。

オタクの妄想なんですが、自分の中でそれが落ちてしまって。

 

ワンダーキャッスルで光り輝くブン太を見て、この光を柳生には永久に得ることはないのだな、とかそんなことまで思ってしまい。

 

柳生は下手に優等生なので、仁王自身から訣別を告げられたら身を引いちゃうと思うんですよね。

「それが仁王くんのためになるなら」みたいな美しく見える理由を付けて。

柳生はもちろん柳生のテニスがあるけれど、仁王に引きずられて入れ替わる魅力に気が付いてしまった。

でも、その柳生の気持ちも魅力に気が付かせた仁王にテニス的な訣別を告げられてしまったのであれば、未練はあっても仁王と一緒に楽しんだテニスは諦めてしまうと思うんです。

結果、テニスは続けることは無いのだろうな、と。

 

23.5 で柳生の大会中の日課は仁王と何か打ち合わせをしていることでも、仁王の大会中日課はそうでないことも、柳生側は未練があっても、仁王にとっては柳生はテニスの向上のために切り捨てたもので未練がないからなのかなあと。

 

余談ですがわたしはシンクロの時、仁王が跡部にイリュージョンしてたのは「それでなければシンクロできなかった」ではなく「それほど跡部景吾という人間を理解した」という表明だと思ってます。

その後はイリュージョンを溶いていた(多分持続する体力がなかった)状態でシンクロできていたので、そういった所も加味して……。

相手の心理や状態が瞬時に理解できるシンクロするきっかけにイリュージョンを使ったとして、跡部が「跡部景吾」と知覚してシンクロをしているのであれば、イリュージョンを溶くとシンクロも溶けると思うので……。

 

跡部にイリュージョンできるほど跡部を理解したという意思表明をした上でのシンクロ。

仁王が仁王としてシンクロしたからこそ、後の跡部が仁王へイリュージョンできることへと繋がって行ったのだと思います。

 

 

まあこれ全部わたしというクソヲタクの妄想なんですけどね!

1人で妄想して1人で死にました。

 

そんな妄想をして精神が死んでた時にディスタンスで仁王の「レーザービーム」来るとか誰が思います?

もう仁王の中に柳生はいないと確信した状態で涙を流している時にですよ?

 

もう情緒の乱高下で気が狂いそうです。

でも自分はちゃんと新テニも無印テニスも読み込めてない雑魚は雑魚らしくしてろ♪な存在なんで、もしいろいろ情報があったら教えてくださいお願いします。

 

2/19のマチソワ感想はまた後ほど。