ロイヤルスラムとトリックスターについて本気出して考えてみた
ロイヤル貧民窟で待ってる氷帝とかおもしろワードをわたしの中に爆誕させてしまった4th氷帝くん。
正しくは「royal-slam(slum/貧民窟ではない)」で、グランドスラムを氷帝用にもじっただけでしょうが、グランドスラムは「グランドスラム」で意味を持つ単語なので、実在する単語として意味合いを探すとわかんなくなってしまう。
動詞だと「高貴にバタンと閉まる」とか「高貴に激突する」とか元気いっぱいに気がふれてる感じになっちゃうし、名詞だと「高貴な完勝」とかでまあ意味は通じそうですが、続く「待っている」というのが意味不明すぎるのでやっぱり造語なのかなあと。
既に不動峰に負けてるから完勝じゃないじゃんって言うのもあるけど。
まあでもテニスでの「グランドスラム」って全豪、全仏、全米オープンとウィンブルドンのをまとめて指す言葉、またはそれの全部で優勝することだから、決勝戦じゃないのに「グランドスラムをもじったロイヤルスラム」というワードを使うのはふさわしいのか?という疑問は湧きます。
が、これって、多分3rdまでの公演だったら、わたしは笑顔で受け入れてたと思うんですよね。
そんなに昔のテニミュばっか持ち上げやがって懐古厨がと思われるかもしれないんですが、一応理由がありまして。
それは『以前のテニミュはテニス一筋の中学生が考えそうな歌詞だったから』です。
全部が全部そうじゃないかもだけど、わたしはそうだと思って聴いてます。
そして中学生が考えた歌詞だと思うと「俺たち氷帝だしグランドスラムをロイヤルスラムって言い換えたらなんかかっこよくね?!」くらいの考えでできそうな歌詞じゃないです?
現在のテニミュは『大人が考えた中学生のことを描いた歌詞』に聴こえるんですよね。
だから、矛盾や綻びがあるとそこを指摘したくなってしまう。
「それだと意味通じなくない?おかしくない?」という、大人の目線から指摘しちゃうんですよ。
でもこの曲については中学生が考えた歌詞、そう思って聞けばめっちゃたのC〜〜〜!ってなれる。本気出して考えた結果がこれっていう。
まあそうやって考えると逆に「俺はトリックスター」ってのはわかんないんですよね。
いくら初期オラつき跡部と言えど、敗者切り捨てという秩序をもった氷帝テニス部200人の頂点に立つ男が、自分が秩序を破って物語を展開するいたずら好きの人間という認識を持っているとは思えないんですよね……。
「I'm their king」って言っちゃってるしね。王とか秩序側の人間じゃないといけんじゃろ……。
そこで立てた仮説が以下です。
1)グランドスラムの語源となったトリックテイキングゲーム「コントラクトブリッジ」が関わっているんじゃないか。
このゲームは13トリックの内、多くのトリックを取った方が勝ちとなるそうで、そのトリックをたくさん取るスタープレイヤーとして「トリックスター」と言ってるのかな?なんて。
でもコントラクトブリッジはペアで戦うダブルス戦なんだよなあ……。
そしてジョーカーを除いた52枚で構成されてるから「ただのジョーカー」ってのが繋がらないんだよなあ……。
意味は含んでるかもですが、正答とは言えなさそう。
2)青学の視線から見るとトリックスター。
まだ青学のメンバーは跡部のことそんなよく知らないと思うんですよね(3年はそれなりに知ってそうだけど全国とかに比べたら解像度低いと思う)。リョーマからは「猿山の大将さん」だし。
「(そんな青学のメンバーから見るときっと)俺は(青学内の秩序である手塚を破って、お前たちの物語に代わって氷帝の物語を展開する)トリックスター(に見えるだろ?)」
これはなかなかいい線をいってるんじゃないかと思うんですが……さすがに深読みしすぎ感は否めないですね。
まあここまで考えても、結果的には作詞家のみぞ知る意図なので、答え合わせができないのがもどかしい……。
それでもいろいろ考えてるとめちゃくちゃ楽しい。テニミュって楽しいな〜〜!(ポジティブシンキングで前だけ見続けよ♪)
山なし落ちなし意味なしですが、ストーリーテラーの能力もないのでここいらで一旦本気出して考えるのは終わります。他に気づきがあったら追記してく。
余談ですが、耳が悪いわたしはフォロワーの呟きを見るまで「宵闇すら無で、待っててやるぜ」って歌ってるんだと思ってました。
どういう状況だよ。